分享 禮記射義 // 射法訓

【禮記-射義-】

射は進退周還必ず礼に中り、

内志正しく、外体直くして、

然る後に弓矢を持ること審固なり。

弓矢を持ること審固にして、然る後に以って中ると言うべし。

これ以って徳行を観るべし。

 

射は仁の道なり。

射は正しきを己に求む。

己正しくして而して後発す。

発して中らざるときは、則ち己に勝つ者を怨みず。

反ってこれを己に求むるのみ。

 

 

【射法訓】

射法は弓を射ずして骨を射ること最も肝要なり。

心を総体の中央に置き、而して弓手三分の二弦を推し、 

妻手三分の一弓を引き、而して心を納む是れ和合なり。

然る後に左右に分かるる如くこれを離つべし。

書に曰く、鉄石相剋して火の出ずること急なり。

即ち金体白色西半月の位なり。


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